国際女性デー：ウクライナ報道で見えた日本女性の…

2022年3月8日2022年3月14日

こんにちは！
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エイジレスライフ応援団の美香です。

コロナ禍で海外に行けないと思っていたら
またまた海外に行き辛い世のなかになっていますね。

オリンピックを毎日観戦して楽しんだ後に
まさか戦況を見るために毎日テレビを見ることになるとは
思ってもいませんでしたよね。

日本のテレビだけでは飽きたらず
仕事が今月はほとんど自宅作業なのをいいことに
AmazonプライムでBBCチャンネルを契約して夜中も見張っています。

そんな中で気づいたことがあります。
日本って先進国と比べてヤバいんだなぁ～。

ちょうど今日月8日は国際女性デーとのこと。
日本の男女の格差、ジェンダーギャップは、2021年の調査で156か国中120位とのこと。
今、ニュース報道から見えた女性の活躍（のなさ）について書いていきます。

ウクライナや周辺国で海外の報道現場にいる女性

ウクライナ関連の報道では、ウクライナ国内に加えて、ロシア、ポーランドの国境の街などから中継の画像が良く見られます。

日本のテレビ局の女性記者の活躍は

ロシアからの侵略が始まって2月末くらいまでは日本のテレビ局もウクライナのいくつかの都市から中継をしていました。

でも、全員男性だということに気づいたのです。

ウクライナは小国で特派員が常勤ということは無いと思います。
そうすると「ロシアが怪しいぞ」という情報を得てから滞在しているのであれば、「戦争は危ないから男性が」という声があったのでしょうか。

それとも、「戦争は怖いから」と各テレビ局で女性はひとりも手を挙げなかったのでしょうか。
派遣できるほど技量のある人材が女性には一人もいなくて、男性しか選択肢が無かったのでしょうか。

私からはテレビに映っているところしか見ていないので、テレビカメラを回しているスタッフに女性がいるかもしれませんが、ニュース以外のドキュメンタリー風の番組を見ても今のところは女性を一人もお見掛けしていません。

侵略の被害を直接受けていないポーランドの国境の街やロシアでも、日本のテレビ局は男性記者しか映りません。

ウクライナ関連では、日本のスタジオから伝えているニュースキャスターと大学の教授が女性で登場しているだけのようです。

海外テレビ局の女性記者の活躍

海外のテレビ局はというと、侵略当初のキエフでは、CNNの女性記者が地下鉄の駅をシェルターとして利用している現場から、多くの人を背景に歩きながら現場中継という、なんともアメリカっぽい演出のニュースがありました。

その後、CNNは追いかけていないのですが、ウクライナ事情を知るためにBBCを見れるように契約しました。

BBCでは、ウクライナのいくつかの都市が制圧され、日本人記者は政府の退避命令に従ってウクライナを後にした昨日3月7日の時点でも、首都キエフに女性記者が残っています。
男性記者と2-3日おきに交代でレポートしているようです。

ポーランドへの避難時に滞在する街リビウやポーランド側の街も、女性記者がレポートしています。

なぜこんなに違うのでしょうね。
地理的に日本からは遠いからなんでしょうか。
これがアジアで起こっていたら、行きやすいから日本人女性も現場に出ていたのでしょうか…。

政治の場での女性の活躍

ウクライナ関連のニュースでは、国連の話が良く出てきます。

国連の安全保障理事会や総会が開かれました。
日本では時差もあるのでニュースで要約を聞くだけになりがちですが、総会についてはNHKも中継をしていたようです。私はBBCで見ましたが、そこでも女性に関しては大きな違いを感じました。

国連に日本女性が出てこない

2月25日に開催された国連安全保障理事会の議長はアメリカの大使で黒人女性。
元は外交官だったそうですが、Wikiによるとお父さんが日雇い労働者とのことなので、苦労して才能を発揮できる仕事についたアメリカンストーリーを体現した人のようです。存在感がありました。

3月1日の国連総会では、ドイツのスピーチがもう、メチャメチャかっこよかったっです。
女性の外相がポーランドに協議のために行っていたので、現場の状況を伝えていました。

日本は国連大使も、もちろん外相も、男性です。

ですが、おひとりだけ！
事務次官の中満泉さんをテレビでお見掛けしました。
毅然とお話しされていてかっこよかったです。

皇后雅子様が外務省に残っていたら、日本で初めて女性の国連大使で、日本人初の国連難民高等弁務官の緒方貞子さんのように海外で活躍できたのかもしれません。
雅子様の後輩にもたくさんご活躍してほしいです。

私にはテレビに出てくる表の方々しか見えませんので、表に出てこないところで活躍されているのかもしれませんが…。

女性政治家をテレビで見かけない

ウクライナ情勢に関連して、外交や経済などで首相だけでなく大臣が話を聞かれる場面でも、女性政治家がいませんね。

と思って調べたら、女性の閣僚は4名いるようですが新しい省庁の担当ですね。

従来からある省庁の大臣は既得権益で男性のものなのでしょうか。

これから女性が活躍するために

少子高齢化を防ぐにために、子育て応援の施策が取られ、声高に推奨されています。

それは必要なことですが、昔は「女だからそんなことしないで」と言われていたことが、引き続き「女だから」ということに加えて「結婚したのだから」「母親になったのだから」と言われていることは無いのかな。

以前、カフェで聞くともなく耳に入ってきた会話で、男性が、
「結婚してこれから子供もできるんだし、自分が主役、自分中心みたいな人生は終わりにしてね」
って女性に話していて衝撃を受けた記憶があります。

結婚して子供がいたらパートの仕事しかできないのが当たり前の世の中になっていないか、世の中の政治家、経営者、男性が意識を改革しないと、これから労働力がなくなるのに優秀な人材を活用できない危機になります。

テレビドラマの政治家や女性管理職が、主役級のスポットライトを浴びる人だけでなく、主役が乗り込んでいった取締役会に普通に女性取締役がいるとか、刑事もので警視庁のお偉いさんの会議に乗り込んだ時に女性幹部がいるとか、お茶の間に入ってくる情報からも意識改革をしてほしいなと思います。

他の先進国のようになるには何十年もかかりそうですが、国際女性デーの今日から一年後、二年後、日本女性の活躍がどう変わっていくのか、見守っていきたいと思います。

そして一日も早くウクライナに平和が戻りますように。
平和への祈りの瞑想を毎日しながら、見守ります。

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